コモン・クリエーション、医療機関向けLINE活用基盤で広報支援サービス開始

「LINE広報支援サービス」の画面イメージ

医療機関向けデジタルサービス開発のコモン・クリエーション(福岡市)は7月6日、医療機関向けLINE活用プラットホーム「Med-Well(メドウェル)」で、LINEを活用した病院広報支援サービス「LINE広報支援サービス」を開始したと発表した。病院のLINE公式アカウントで蓄積した友だちに対して、広報メッセージの制作、配信、効果測定を行い、集患を支援する。

「Med-Well」は、医療機関のLINE公式アカウントを活用し、予約受付や患者連絡、情報発信などを支援するサービス。利用が進むほど、来院経験のある患者などのLINE友だちが蓄積される。導入する医療機関は有効な情報発信先として活用できる。

「LINE広報支援サービス」の流れ
「LINE広報支援サービス」の流れ

新サービスでは、病院が発信したい内容や対象患者をヒアリングし、配信対象を設定する。受信設定や友だち追加経路などをもとに対象を絞り込み、LINE向けのメッセージ本文や画像を制作する。医療広告ガイドラインに準拠して内容を確認した上で、配信と効果測定まで支援する。

配信後は、開封率やクリック率などの反響をレポートで共有する。マンモグラフィー受診案内や健診の定期的なお知らせなど、患者層に合わせた情報発信に活用できる。医療機関は専門ノウハウや追加工数をかけず、データに基づく患者向け情報発信を継続できる。

コモン・クリエーションによると、患者が自ら情報を集めて病院を選ぶ傾向が強まっているという。厚生労働省の2020年受療行動調査でも、入院患者の約44%が「医師の紹介以外」の理由で病院を選び、63%が受診前に情報収集をしていることがわかっている。

一方で、医療機関では広報専任スタッフがいない、分かりやすいメッセージや画像を制作するノウハウがない、効果測定が難しいという課題があり、LINE公式アカウントの友だちを増やしても、患者に必要な情報を継続的に届けるには、知識と工数の負担が大きいという。

「LINE広報」による情報発信の循環イメージ
「LINE広報」による情報発信の循環イメージ

同社は、「Med-Well」の活用で診察予約や患者呼び出しなどの利用が進み、LINE友だちが増えることで、病院広報に使える情報発信先が構築されると説明する。また、セグメント配信によって、必要な患者に必要な情報をタイムリーに届けることで、来院数の増加や患者接点の強化につながるとしている。