ドコモ、スマホの利用状況から睡眠の質を推定するAIサービス 専用機器不要で利用可能

NTTドコモは10月27日、スマートフォンの画面操作や位置情報などから睡眠の質を推定するAI(人工知能)サービス「睡眠の質推定AI」を10月1日に開始したと発表した。事業者向けヘルスケアAIプラットホーム「HealthTech(ヘルステック)基盤」の新機能として提供する。利用者は専用機器が不要で、スマートフォンで睡眠の質を把握できる。

「睡眠の質推定AI」の利用イメージ
「睡眠の質推定AI」の利用イメージ

「睡眠の質推定AI」は、利用者の同意を得て、スマートフォンの利用履歴から睡眠時間や日中の活動状況、夜間の利用傾向などを把握し、年齢などの属性情報も組み合わせて睡眠の質をAIが推定するサービス。

臨床現場で使われる睡眠の評価尺度に基づいて、起床時のすっきり感や睡眠による疲労回復感など、前夜の睡眠の質をスコアで表示する。

睡眠時間のばらつきや夜間のスマートフォン利用など、スコアに影響する生活習慣も推定する。ウエアラブル機器のデータを併用することで、スマートフォンの利用履歴だけを使う場合よりも高い精度で睡眠の質を推定できるという。

サービスでは、こうした結果から利用者の状況に応じた改善アドバイスを提供する。ドコモでは、疾病の診断・治療・予防ではなく、利用者への情報提供を行うAIサービスと説明している。

「HealthTech基盤」の概要
「HealthTech基盤」の概要

「HealthTech基盤」は、健康状態や生活習慣に関連するAIをAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)で提供するサービス。「免疫力推定AI」や「フレイル推定AI」などを実装する。「睡眠の質推定AI」も基盤内のAPIと連携できる。

ドコモによると、従来の睡眠の質を推定するサービスは、専用機器の準備やアンケートへの回答などが利用者の負担となっていたという。同社では、スマートフォンの利用状況を活用することで、こうした負担の軽減を図る。