三重大病院、作業支援アプリ「gogh」の作業負担の軽減効果を検証

三重大学医学部附属病院(三重大病院、三重・津市)のリハビリテーション部は8月14日、仮想空間開発のambr(アンブラ、東京・文京区)の作業支援アプリ「gogh(ゴッホ)」を使った作業負担の軽減効果を検証する研究を7月24日に開始したと発表した。デスクトップ版を日常的に利用する18歳以上の40人を対象に、アプリ使用時と未使用時の作業負担を比較する。

「gogh」は、アバターと作業空間を組み合わせた作業支援アプリ。利用者が自身のアバターや作業部屋を設定して、仮想空間の中でデスクワークや学習などの作業ができる。

作業支援アプリ「gogh」の負担軽減効果研究の概要
作業支援アプリ「gogh」の負担軽減効果研究の概要

三重大病院では、アプリを使った作業が利用者の心理的・身体的な負担に与える影響を調べる。執筆やイラスト制作など日常的にPCで作業し、「gogh」のデスクトップ版を利用している人を2群に無作為に分け、それぞれ30分間の作業を2回実施。1つのグループは「gogh」を使用した後に30分休憩し、未使用で作業する。もう一方のグループは逆の順序で実施する。

作業直後には、NASA(米航空宇宙局)が開発した作業負荷の主観的評価法「NASA-TLX」と疲労度に関するアンケートを実施し、アプリ使用の有無による違いを比較する。研究全体の所要時間は約100分。参加者は自宅など普段使用しているPCや作業環境から参加できる。

同部では、長時間のデスクワークや学習では身体的・精神的な負担や集中力の維持が課題になる場合があると指摘。今回の研究を通じて、アバターや仮想空間を活用した作業支援が作業負担に与える影響を明らかにすることで、デスクワークや学習を快適に継続できる環境づくりへの活用を目指す。