臨床診断研究センター、医療情報検索「ラビットフォックス」無料公開 812疾患を収載

PCで文献情報を検索した画面

医療情報検索システムの研究開発を行う臨床診断研究センター(千葉・千葉市)は10月9日、医療情報検索サービス「ラビットフォックス」の実証試験版を10月6日に全面公開し、無料の実証試験参加者の募集を開始したと発表した。

「ラビットフォックス」は、診療ガイドラインや国内の総論文献・症例報告文献等、公知の医学文献等に基づいて構築したデータベースを利用した、個人向けの情報提供サービス。

ユーザーは、症状・所見などを入力すると、検索条件に対応する疾患・病態名と、それにひもづく根拠情報、疾患の詳細情報、文献一覧を閲覧できる。小児・産科を除く全領域の疾患を収載した。収載疾患数は812疾患(2026年10月8日時点)。PC、タブレット端末、スマートフォンで利用できる。

サービスは、情報源を症例報告や総論文献、診療ガイドライン、医学教科書などに絞り、疾患・病態名でインデックス化した。医師が文献を調査して各疾患で現れる症状・所見と、それに対応する文献情報をデータベース化しており、症状・所見から関連する症例情報を検索できる。

大規模な医療言語データベースも構築し、同じ意味を持つ異なる検索表現でも同一の検索結果を提示できるようにした。一般生活者と臨床医では同じ事象でも表現が異なるため、検索表現の違いによる提示情報のばらつきを抑え、医療者と一般生活者の双方が利用できるシステムを目指す。

臨床診断研究センターは、サービスについて医師の診断や治療などの医学的判断を代替するものではなく、疾患の診断や罹患(りかん)可能性の評価は行わないと説明している。また、薬機法上の医療機器やプログラム医療機器として提供するものでもないとしている。

実証試験は2027年2月28日までの予定。参加人数に制限は設けない。システムの速度や安定性、仕様、医学的内容などを検証する。2027年内の有償化を予定している。なっており、2027年内に有償化を想定している。