CROSS SYNC、アルムと多職種連携「Team」で業務提携 在宅から急性期まで情報連携

医療テックベンチャーのCROSS SYNC(クロスシンク、横浜市)は9月9日、ディー・エヌ・エー(DeNA)子会社で医療ITを手掛けるアルム(東京・渋谷区)と包括的な業務提携を結んだと発表した。クロスシンクがアルムの多職種連携システム「Team(チーム)」の販売を拡大する。事業統合も視野に入れる。

多職種連携システム「Team」
多職種連携システム「Team」

多職種連携システム「Team」はタブレット端末で申し送り事項や利用者状況などを記録し、「Team」のクラウドシステム上で多職種間のリアルタイムな情報共有を可能にするシステム。

今回の提携では、クロスシンクの営業・ネットワーク基盤を活用し、「Team」の普及を加速する。将来的な事業統合をにらんだ運営体制構築の協議も進める。

クロスシンクによると、日本では地域包括連携システムの構築が進む一方、在宅療養中・退院後の情報と急性期医療の情報の連携不足が課題となっている。

そのため、救急搬送時などに搬送先医療機関が患者情報や過去の治療方針、本人の意思を把握できず、本人が望まない入院・転院につながるケースがある。こうした情報の分断が、救急医療の負担を高める一因になっているという。

両社は今回の提携を通じて、こうした課題の解決を図るとともに、在宅や介護施設での療養・生活から、急性期治療、ICU(集中治療室)などの高度急性期医療まで、患者一人ひとりの健康・医療情報が切れ目なくつながる基盤づくりを進めていくとしている。