PreMed、AI予約システム「Galapagos」開発 LINEで予約完結、小児科医院で11月稼働開始
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医療機関向けAI予約システム「Galapagos」
医療機関の運営支援などを手掛けるPreMed(プレメド、東京・目黒区)は10月7日、医療機関向けAI(人工知能)予約システム「Galapagos(ガラパゴス)」を開発したと発表した。患者はLINEのトーク画面内で予約から問診まで完結でき、スタッフはAIエージェントを使って予約枠や診療メニューなどの設定を変更できる。11月に東京・自由が丘で開院する小児科医院「キッズクリニックまるまる」(東京・目黒区)で本番稼働を始める。
「Galapagos」は、予約、日時変更、キャンセル、キャンセル待ち、家族の追加、問診までLINEから行えるシステム。診療メニュー、診察にかかる時間、問診、患者へのお知らせは、クリニックごとに自由に設定できる。
予約では、患者が「明日の午前に」「金曜日の予約をキャンセルしたい」など文章で入力した場合、AIが予約の空き状況を確認して候補を提示。患者自身がボタンを押した時点で予約が確定する。
LINEに届いた問い合わせはAIが一次対応を行う。クリニックが用意した案内を基に、AIが回答し、回答できない内容やスタッフの判断が必要な問い合わせだけを管理画面に表示する。症状についてAIが独自に判断することはない。緊急性が高い言葉が入力された場合は119番への通報やクリニックへの電話を案内する。
スタッフ向けの管理画面では、診療時間や予約枠数、診療メニュー、問診項目、患者へのお知らせなどを、画面を開かずにAIエージェントに依頼して変更できる。100問を超える問診票も表形式でまとめて登録が可能。AIエージェントが操作できる範囲は役職ごとに設定可能で、変更履歴も記録する。
予約・問診データはレセコン(レセプトコンピューター)や電子カルテと連携する。新規の患者は予約確定時にレセコンに登録し来院前に患者IDを発行する。受付の操作はレセコン、問診の回答は電子カルテに反映される。問診内容を電子カルテに自動で取り込むことで、受付や診察室での転記作業を減らす。
予約前日の通知やキャンセル待ちの繰り上げ、一定期間来院していない患者への再来案内などを自動配信する機能も備える。広告やウェブサイトなど流入経路ごとに、予約途中の離脱や実際の来院まで追跡する機能も備え、集患施策の効果を分析できる。
導入第一弾となる「キッズクリニックまるまる」向けには、月齢・年齢に応じた診療メニューの表示、当日の急な受診に対応する予約枠、兄弟・親子の一括予約、ワクチン在庫と予約の連動、予防接種歴の登録、熱型表・成長曲線など小児科向けの機能を搭載した。
プレメドでは、11月に「キッズクリニックまるまる」でシステムの運用を開始し、その後は提携するKAIZENグループの婦人科や不妊治療などのクリニックにも順次導入する。