NTT西日本、最大800GbpsのIOWN通信を西日本全域に拡大 遠隔医療の映像伝送・操作を支援

NTT西日本は9月18日、次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」を活用した通信サービス「All-Photonics Connect powered by IOWN(オールフォトニクス・コネクト・パワード・バイ・アイオン)」のタイプ3とタイプ4の提供エリアを、2028年1月までに西日本全域に順次拡大すると発表した。最大800Gbpsの帯域に対応する。医療分野では遠隔医療での高精細映像の伝送やリアルタイムの操作・コミュニケーションでの活用を見込む。

「All-Photonics Connect」は、通信ネットワークの全区間で光波長を専有する「APN(オールフォトニクス・ネットワーク)」の技術を使った、利用者の拠点間の通信帯域を保証するサービス。最大800Gbpsに対応した高速・大容量・低遅延の通信が可能。

タイプ3は100Gbps単位、タイプ4は400Gbps単位で拠点間を接続する。タイプ3とタイプ4はNTT東日本のエリアとの接続にも対応する。両エリアをまたぐ利用にはNTT東日本側の契約と料金が別途必要となる。

過疎地の診療所と都市部の病院を結ぶ遠隔医療の利用イメージ
過疎地の診療所と都市部の病院を結ぶ遠隔医療の利用イメージ

医療では、過疎地の診療所と都市部の病院を回線で結ぶ利用を想定する。高速・低遅延の通信環境を生かし、離れた拠点間で高精細な映像を伝送しながら、リアルタイムの遠隔操作や医師と現地の医療従事者とのやり取りを支える。NTT西では、医療の地域格差や人手不足の解決に役立つとしている。

現在の申し込み受付エリアは、関西・東海・中国・九州の一部だが、27年9月から北陸などへ拡大し、28年1月には四国などを加えて西日本全域で提供する。タイプ1とタイプ2は、すでにNTT西日本の全エリアで提供している。