eMind、聖マリアンナ医科大と包括連携 AIで未受診の疾患特定、SaMDも開発
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(左から)デービッド・リーブレック・eMind代表取締役CEO、北川博昭・聖マリアンナ医科大学学長
情報システムサービスなどを手掛けるeMind(イーマインド、東京・千代田区)は4月28日、聖マリアンナ医科大学(川崎市)と包括的連携協定を締結したと発表した。聖マリアンナ医科大が持つ臨床データなどを活用し、イーマインドのデジタルヘルスケアアプリケーションの社会実装を進める。
イーマインドは、スマートフォンなどから受動的に取得するデータからデジタルバイオマーカーを導出し、疾患を予測する特許取得済みAI(人工知能)技術を持つ。今回の連携では、イーマインドのAIと聖マリアンナ医科大学が所有する臨床データや高度な臨床知見を組み合わせ、未受診・未診断層の疾患特定や早期発見に取り組む。
また、継続的な行動データを取得し、診療空白期間を含む心身状態の客観把握や、疾患治療のモニタリング支援も進める。さらに、疾患レジストリを構築・運用し、質の高いリアルワールドエビデンス(RWE、実臨床データに基づく根拠)の継続的な蓄積につなげる。
将来的には、従来の薬物療法を補完・代替するプログラム医療機器(SaMD)の開発に加え、分散型臨床試験(DCT)や製造販売後調査の支援を通じて、「ドラッグラグ」や「ドラッグロス」の解消も視野に入れる。対象はSaMDだけにとどまらず、ウェルネスや予防などのSaMDではない領域にも広げる。