Splink、脳画像解析ソフトに治療前後のアミロイドβ変化読影補助機能など追加
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脳画像解析ソフトウエア「BRAINEER Model A」
医療機器プログラム開発などのSplink(スプリンク、東京・港区)は4月27日、脳画像解析ソフトウエア「BRAINEER Model A(ブレイニアモデルエー)」の機能を更新し、「BRAINEER Model A version 1.5.0」をリリースしたと発表した。
今回の更新では治療前後の変化をより直感的かつ定量的に把握できる機能を追加した。アルツハイマー病の疾患修飾療法における治療効果判定の標準化につなげる。
「BRAINEER Model A」は、東京都健康長寿医療センター研究所と共同開発した、アミロイドPET(陽電子放射断層撮影装置)画像の読影を支援するプログラム医療機器。アミロイドPET画像のアミロイドβの集積量を定量的に解析し、「Centiloid(セントロイド)」や「SUVR(標準化取込値比)」、「Z-score」などの指標として可視化する。2022年に薬事認可を取得した。
今回の更新では、「読影補助機能」と「治療評価レポート」を追加した。「読影補助機能」では、差分表示機能で治療前後の複数時点の画像を比較し、アミロイドβ蓄積量が変化した部位を視覚的に強調表示することで、医師が微細な変化を迅速に捉えられるよう支援する。微小なアミロイドβ蓄積の検出感度が向上し、治療効果をより精緻に評価できるようになるという。
「治療評価レポート」では、治療前後の代表的なPET画像や解析結果を並べて表示し、治療効果を視覚的に確認できるレポートを生成する。脳内の変化を視覚的に把握可能にすることで、患者の治療継続への理解やモチベーション維持、不安軽減を後押しするとしている。
スプリンクでは、アミロイドβを標的とする疾患修飾薬の実用化が進み、アミロイドPETなどでアミロイドβの除去状況を適切かつ正確に評価する必要性が高まっているとして、今回の機能追加で、医療従事者による治療効果評価の高度化につなげる。