ヤプリ、HITO病院・井野口病院・浦河赤十字病院が院内アプリ「UNITE」採用 情報共有や職員連携を支援
掲載日:
ヤプリは6月25日、HITO病院(愛媛・四国中央市)、井野口病院(広島・東広島市)、浦河赤十字病院(北海道・浦河町)が、従業員向けエンゲージメントアプリプラットホーム「UNITE by Yappli(ユナイト・バイ・ヤプリ)」を導入したと発表した。スマートフォンアプリを通じて、医療従事者の情報共有や職員の病院への愛着心向上を支援する。
「UNITE by Yappli」は社内施策をスマートフォンアプリで配信できるプラットホームサービス。プッシュ通知による情報伝達や、ポイント機能、サンクスカード、動画配信、業務ツールへのリンク集約などに対応する。ノーコードで開発・運用・分析が可能なアプリプラットホーム「Yappli(ヤプリ)」と顧客管理システム「Yappli CRM(ヤプリ・シーアールエム)」を組み合わせることで、自社アプリを開発できるようにした。

HITO病院では、「HITOMO(ヒトモ)」アプリとして導入。同院は従来のグループウェアや掲示板では、特定の場所や端末でしか情報を得られず、情報のタイムリーさに課題があったが、アプリを活用することで、緊急連絡や重要事項をプッシュ通知で伝達できるようになった。また、動画研修や勉強会の振り返りにポイントを付与し、学びの可視化を図った。
加えて、部署ごとに現場の声を発信する「知って!My Team!」を開発し、他職種の動きを知る機会を設けた。閲覧データを可視化することで、情報発信の効果を定量的に把握し、職員に伝わりやすいコミュニケーションの改善にもつなげる。

井野口病院では、「INOCO(いのこ)」アプリとして導入した。職員数の増加や法人内施設の拡大に伴い、組織の一体感や職員同士の相互理解が課題になっていたが、紙の院内報をアプリ化し、情報発信の鮮度や双方向性を高めた。
同院では、歩数や院内行事への参加に応じてポイントを付与する「INOCOポイント」や、地元の飲食店などで割引を受けられる独自福利厚生「井野口プレミアム」をアプリ上で運用する。また、「SmartHR」や「カオナビ」などの既存の人事労務システムへの入り口もアプリ内に集約し、職員が必要な情報にアクセスしやすい環境を整えた。

浦河赤十字病院では、「TOMO+(トモプラス)」アプリとして導入。病院理念や経営方針、稼働実績を発信し、組織全体への情報共有を進める。同院では、イントラネット型グループウェアの更新期を迎えていたが、閲覧権限や端末の制約によって全職員への情報共有が難しくなっていた。
加えて、研修動画をアーカイブ配信することで、育児休暇などで長期休暇中の職員にも学習機会を提供する。サンクスカードや職員連絡帳、サークル紹介などを通じて職員交流も促す。災害時には、職員の安否確認や災害共有掲示板としても活用する。
ヤプリによると、医療機関では、交代制勤務や多職種連携で、全職員にリアルタイムに情報を届けることが難しい課題があり、掲示板や紙の院内報、口頭伝達に依存する場合、夜勤者や非常勤職員を含めた情報共有が不十分になりやすいという。
同社は、スマートフォンアプリを通じて医療機関の情報共有や職員エンゲージメント向上を支援する。医療従事者のコミュニケーションと病院への帰属意識を高め、経営を支えるプラットホームとして、医療機関での活用拡大を目指す。