ソラメド、手術予定管理SaaS「オペプロ」にロボット手術専用機能 診療報酬改定の加算に対応

手術予定管理SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)のソラメド(東京・渋谷区)は6月23日、手術予定管理SaaS「オペプロ」のロボット手術専用の予定管理機能を強化したと発表した。2026年6月の診療報酬改定で新設された「内視鏡手術用支援機器加算」の対応を支援する。5月から順次提供しており、導入施設で臨床使用が始まっている。

「オペプロ」は、手術オーダー入力前の紙やExcelによるアナログな手術スケジュール管理をデジタル化し、全診療科で手術予定を共有可能にするサービス。手術室の空き時間を可視化し、有効活用に役立てられる。

今回の機能強化では、診療科を横断した「ロボット手術・待機患者一覧ボード」を構築した。各診療科に分散していたロボット手術の待機患者情報を集約し、病院全体で可視化を可能にして、ロボット手術の件数最大化を支援する。

ロボット手術専用室の稼働最適化機能も搭載する。ロボット手術室の将来予定を可視化し、同じ部屋に予定されている非ロボット手術の把握が可能で、ロボット手術への差し替えや手術室運用を効率化する。

さらに、手術室の部屋替えや予定の差し替え機能を備える。ロボット手術を優先的に割り当てるスケジュール調整をシステム上で支援し、執刀医のシフトや代替手術室の予定などの個別確認にかかる負担を軽減する。

機能の利用には、追加費用やオプション料金は発生しない。「オペプロ」を契約している医療機関は、従来価格の範囲内で新機能を使用できる。

2026年6月の診療報酬改定では、急性期病院や高度急性期病院の施設基準で件数要件が見直された。ロボット手術に対する「内視鏡手術用支援機器加算」では、年間200例以上のロボット手術症例が要件になっている。

ソラメドによると、ロボット手術の対象は消化器外科、泌尿器科、呼吸器外科など複数診療科にまたがる。そのため、将来の予定件数の把握には診療科横断での管理が必要になるが、従来は診療科ごとの管理が中心で、集計や調整に工数がかかっていた。

また、ロボット手術数を増やすには、ロボット手術室で予定されている非ロボット手術を別の手術室に移すなど、柔軟な部屋替えや差し替えが求められる。しかし、ロボット手術に対応できる医師は限られるため、手術室の空き状況と執刀医のシフトを同時に把握する作業も課題になっていた。同社は新機能で、こうしたロボット手術の運用課題の解決につなげる。