MDV、2026年度診療報酬改定の疑問に答える生成AIツール 既存ユーザー病院に無料提供

メディカル・データ・ビジョン(MDV)は5月15日、2026年度診療報酬改定に対する疑問を自動回答する生成AI(人工知能)ツール「改定QAチャットボット」を、2026年10月31日まで期間限定で無料提供すると発表した。同社のクラウド病院経営改善アプリケーション「MDV Act」や診療データベースサービス「MDV analyzer」など対象サービスの契約病院が利用できる。

ツールは、厚生労働省の資料だけを使用し、生成AIに読み込ませる前段階で、同社の独自ノウハウに基づいたデータクレンジングを実施することで正確性を担保した。一般的な生成AIと比べ、回答精度が高いという。24時間いつでも改定に関する疑問に答える。

また、生成AIの回答すべてに、参照した資料へのリンクを表示する。ユーザーは生成AIの回答を確認するだけではなく、一次資料をすぐに確認できる。質問回数は1施設あたり月100回まで。質問事項はAIの学習などの用途には使用しない。

2年に一度実施される診療報酬改定は、病院にとって経営・運用の根幹にかかわる重要な制度だが、病院側は、改定ごとに厚生労働省が発出する「個別改定項目」「疑義解釈」「施設基準」「算定方法」の膨大な資料を精査し、正しく理解するために多大な時間と労力が必要とされる。

特に事務担当者は、日常業務と並行しながら情報の確認作業に追われており、情報収集の効率化が業界全体の課題となっている。MDVは生成AIツールを提供することで、病院職員の業務負荷軽減につなげる。