ユカリア、健診サービスで「からだ健康度AI解析」開始 胸部CTで筋肉量・脂肪量を可視化
掲載日:
ユカリアは9月15日、健診プラットホーム「スマートドック」で、「胸部CT肺ドック」のオプションメニュー「からだ健康度AI解析(MVision body)」の提供を開始したと発表した。胸部CT(コンピューター断層撮影装置)画像をAI(人工知能)で解析し、筋肉量や脂肪量を可視化する。同日から受診予約を受け付ける。料金は税込7700円。単独での申し込みはできない。
「スマートドック」は、脳ドックや肺ドックなどをウェブで予約し、全国の医療機関で受診できる健診プラットホーム。医療機関のMRI(磁気共鳴画像装置)やCTの非稼働時間を活用することで、短時間での受診を可能にした。予約、問診票の事前登録、結果確認はウェブ上で行える。2026年9月時点で347の医療施設が導入している。
新サービスの「からだ健康度AI解析」は、医療画像のAI解析を手掛けるエム(東京・港区)の「MVision body(エムビジョンボディ)」を活用したサービス。胸筋、前鋸筋(ぜんきょきん)、広背筋、脊柱起立筋、僧帽筋の5つの筋群の筋肉量と、腹部の内臓脂肪、皮下脂肪の推定脂肪量を確認できる。胸部CT肺ドックで撮影した画像を利用するため、追加の撮影や被ばくはないという。

解析結果は、日本人の健常人データベースを基に、同年代・同性別の集団と比較し、「少なめ」「標準的」「多め」の3段階で表示する。結果レポートはスマートドックのマイページからPDFでダウンロードできる。ユカリアでは、継続して受診することで経年変化も確認でき、健康維持や生活習慣改善に役立てられるとしている。

同社はサービスについて、疾病の診断、治療、予防を目的とするものではなく、医療機器としての認証は受けていないと説明している。また、3段階の判定は同年代・同性別の集団内での相対的な位置を示し、絶対的な基準値や疾病の有無を示すものではないという。脂肪量は推定値で、撮影条件や体位の違いで数値が変動する場合があるとしている。