【PR】シード・プランニング、電子カルテ・PACS市場調査レポート発刊 クラウド化・AI・データ連携で2030年市場を展望
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医療テックニュースを運営するシード・プランニング(東京・文京区)は、2026年8月25日、市場調査レポート『2026年版 電子カルテ・PACSの市場動向調査―クラウド化・AI・データ連携による市場構造の変化と今後の展望―』を発刊した。
レポートでは、病院向け電子カルテ、診療所向け電子カルテ、病院向けPACS(医用画像管理システム)の3市場について、市場規模、普及状況、導入・更新動向、ベンダーシェア、主要参入企業・製品などを整理・分析している。
また、電子カルテ・PACSを提供する主要企業へのヒアリングに加え、病院119件と診療所102件を対象に、それぞれウェブアンケートを実施した。クラウド化やAI活用、標準化・データ連携への対応、医療機関が抱える課題、更新意向、システム選定時の重視点などを踏まえ、2030年に向けた市場の方向性を展望している。
なお、レポートでは、PACS市場も、市場規模や普及状況、関連サービス、主要事業者の動向などを分析している。ここでは、収録内容のうち、病院・診療所向け電子カルテ市場の調査結果を中心に紹介する。
電子カルテ市場、新規導入から更新・高度化のフェーズへ
電子カルテ市場では、病院と診療所で普及段階や今後の成長領域が異なっている。
病院向け電子カルテでは普及が進み、新規導入よりも既存システムの更新が市場の中心になりつつある。一方、診療所向け電子カルテでは、紙カルテからの電子化や新規開業時の導入、既存システムの更新、オンプレミス型からクラウド型への移行が並行して進んでいる。
両市場に共通するのは、電子カルテ本体の提供だけでなく、データ移行、保守・サポート、クラウド運用、セキュリティー対策、外部システムとの連携、AI・データ活用などの重要性が高まっている点だ。
電子カルテの競争軸も、機能、価格、操作性、導入実績といった従来の評価項目に加え、医療機関が抱える課題の解決、導入から運用・更新までを含む総費用、外部サービスとの連携、導入後の利用定着・継続支援に広がっている。
病院向け電子カルテ、2030年度も2350億円規模を維持
シード・プランニングでは、病院向け電子カルテ市場が2026年度に2550億円、2030年度にも2350億円規模を維持すると予測した。大規模病院を中心に普及が進むなか、今後は市場の軸足が新規導入から既存システムの更新・高度化へと移っていく。
更新時に求められる対応も、電子カルテ本体の入れ替えにとどまらない。長年蓄積されたデータの移行、部門システムや外部システムとの連携見直し、標準規格への対応、セキュリティー・BCP(事業継続計画)の強化、クラウドへの移行・運用など、その範囲は広がっている。
さらに、AI(人工知能)による文書作成・入力支援、医療安全の向上、診療データの分析、病院経営の支援など、新たな機能への期待も高まっている。市場規模は緩やかに推移するものの、更新を機にシステムや運用全体を見直す需要は今後も続く。電子カルテ事業者にとっては、単なる製品の置き換えではなく、医療機関が抱える課題に応じて、システムや運用の高度化を提案できる余地が広がっている。
診療所向け電子カルテ、クラウドと周辺サービスが成長けん引
診療所向け電子カルテ市場は、2026年度の360億円から、2030年度には450億円へ拡大すると予測する。
診療所では、紙カルテから電子カルテへの移行余地が残されていることに加え、新規開業に伴う導入需要も続いている。また、院内サーバーの導入・管理負担を抑えられるクラウド型は、新規導入だけでなく、既存システムの更新時にも有力な選択肢となっている。
今後は、電子カルテ本体の販売に加え、クラウド利用料や保守・サポートによる継続収益の重要性が高まる。さらに、予約・問診・決済などの患者接点サービスや、AI入力支援・経営分析といった付加価値機能の拡大が、市場成長を後押しするとみられる。
一方、低価格帯製品の普及で価格競争が強まるなか、厳しい経営環境にある診療所では、電子カルテの導入・更新判断が慎重になる可能性がある。また、更新時のデータ移行や既存レセプトコンピューター(レセコン)との連携も、導入のハードルになる。市場の成長には、価格面での納得感に加え、移行や連携を円滑に進められる支援体制が重要になる。
医療機関調査と企業ヒアリングで市場を分析
医療機関調査と企業ヒアリングで市場を分析
レポートでは、公開統計や企業公表資料の分析に加え、電子カルテ・PACSを提供する主要企業へのヒアリング、医療機関へのウェブアンケートを組み合わせ、市場を多面的に分析した。

主な収録内容は以下のとおり。
●病院向け・診療所向け電子カルテ、病院向けPACSの市場規模推移・予測
●電子カルテ・PACSの普及状況と都道府県別普及率
●病院全体、一般病院、精神科病院など施設特性別の分析
●主要企業のシェア、参入企業・製品、事業動向
●クラウド化、AI活用、標準化、データ連携、セキュリティー等の動向
●病院119件、診療所102件を対象とした導入状況、課題、更新意向、選定条件等のアンケート調査
●病床規模別にみたシステム選定時の重視点やAI・機能強化ニーズ
●主要企業へのヒアリングに基づく製品・事業戦略
●医療DX(デジタルトランスフォーメーション)政策、標準型電子カルテ、認証制度、情報共有、AI・データ利活用等の行政動向
●2030年に向けた市場構造と競争軸の展望
電子カルテ・PACSを提供する企業をはじめ、医療IT企業や新規参入を検討する企業が事業戦略の立案、新規事業の企画、製品・サービス開発、営業・マーケティング施策の検討に活用できる内容となっている。
レポート概要
書名 2026年版 電子カルテ・PACSの市場動向調査
副題 クラウド化・AI・データ連携による市場構造の変化と今後の展望
発行日 2026年8月25日
定価 198,000円(本体価格180,000円)
調査期間 2026年5月~7月
発行 株式会社シード・プランニング
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2026年版 電子カルテ・PACSの市場動向調査