クリニックフォア、7月のオンライン診療受診数が前年比2.5倍に

クリニックフォアでのオンライン診療の様子

医療法人社団のエムズ(さいたま市)が運営する対面診療とオンライン診療を行うクリニックフォアグループ(同)は8月1日、オンライン診療の7月の受診数が、前年と比べて約2.5倍に増加したと発表した。

同社では、受信数の増加について、連日の猛暑で、不要不急の外出を控えることが叫ばれる中でも、風邪やアレルギー症状などで体調を崩す人や、生活習慣病の薬や低用量ピルなどの継続的に服薬し、処方のため医療機関で定期的な受診が必要な人がおり、そうした人たちが病院や薬局への移動時の熱中症リスクを避けるためにオンライン診療を利用したことが背景にあると分析している。

クリニックフォアの「オンライン診療」は外出が不要で、自宅などから、スマホやPCで医療機関の受診が可能。保険診療は、内科、皮膚科、アレルギー科を始めとする、さまざまな症状に対応する。薬は、全国で6000超の提携調剤薬局で受け取るか、オンライン服薬指導・宅配サービスで受け取るかを選べる。自由診療では、医師との診察終了後に自宅に薬を配送する。クリニックは東京や埼玉、大阪で11カ所を開設する。