病院DX、8割超の病院が着手 効果実感は38% 日本能率協会調査
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日本能率協会(JMA)は10月14日、全国の病院を対象に実施した「病院経営課題の実態調査(2026)」の結果を発表した。調査では83.2%の病院が病院DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組んでいると回答した。

病院DXを「重要である」と捉える病院は86.8%だった。2024年の78.9%、2025年の81.9%から2年続けて上昇しており、病院ではDXの重要性の認識が広がっていることがわかった。また、「活用できている」と答えた病院は33.3%だった。

DXの効果について回答した258病院のうち、38%が「効果が実感できている」と回答した。一方で、62%が「効果は分からない」と答えた。効果を実感する割合は、2024年の28.7%、2025年の33.3%から増加した。JMAでは、成果を実感できる事例が出始めていると分析している。
2040年を見据えた病院経営上の対策内容を尋ねたところ、「地域連携の強化」が85.1%でトップだった。次いで「DXなどによる業務効率化」が78.7%となった。DXによる業務効率化は2024年の48%よりも30.7ポイント上昇し、2025年の62.9%からも増加した。

一方、2040年を見据えた対策全体の進捗(しんちょく)では、「対策を進めている」が14.5%、「対策を計画している」が30.3%、「対策を進められていない」が55.2%だった。JMAによると、対策状況は過去2年と比べて大きな変化は見られないという。
経営課題では「人件費の増加」が76.4%で1位だった。次いで「人件費以外の経費の増加」が51.3%となった。また、国内景気の影響を受けている病院は80.6%に上り、支出の増加が病院経営を圧迫していることがわかった。
調査は2024年から実施しており、今回が3回目。2026年8月19日~9月18日、全国8035病院を対象にウェブアンケートで実施し、310病院から有効回答を得た。
回答病院の病床数は99床以下が32.3%、100~199床が32.9%、200~299床が13.2%、300~399床が9.7%、400~499床が6%、500~599床が2.6%、600床以上が3.2%だった。