富士フイルムメディカル、超音波画像診断装置「Sonosite MT」新バージョン提供開始

超音波画像診断装置「Sonosite MT」

富士フイルムメディカル(東京・港区)は7月15日、超音波画像診断装置「Sonosite MT(ソノサイトエムティ)」の新バージョン「Sonosite MT Ver1.2」の提供を開始したと発表した。血流量自動計測機能「Volume Flow Assist(ボリュームフローアシスト、VFA)」を新たに搭載し、迅速で再現性の高い血流量評価を可能にした。

「Sonosite MT」は、オールタッチ操作のユーザーインターフェースや臨床モニター、操作パネルを備えた超音波画像診断装置。麻酔科や整形外科など幅広い医療現場で活用されている。

今回搭載した「VFA」は、同社のラップトップ型超音波画像診断装置「FC1(エフシーワン)」に搭載する血流量自動計測機能「Auto Volume Flow(オートボリュームフロー)」を基に開発。従来7つのステップが必要だった血流量計測をワンボタンで可能にした。

短軸血管トラッキングの画面イメージ
短軸血管トラッキングの画面イメージ

「短軸血管トラッキング」や「長軸Volume Flow Assist」などの機能を備える。「短軸血管トラッキング」は、血管の深さと径をリアルタイムで表示する。エコーガイド下穿刺(せんし)の支援や、血管径の迅速な把握に活用できる。

長軸Volume Flow Assistの画面イメージ
長軸Volume Flow Assistの画面イメージ

「長軸Volume Flow Assist」では、ドプラ波形から平均血流速度を算出し、Bモード画像から血管断面積を計算して血流量を自動表示する。ドプラ波形表示に必要なパラメーターも自動調整し、シャント血流量評価をサポートする。

透析治療では、患者の高齢化や透析期間の長期化に伴い、バスキュラーアクセス(シャント)の適切な管理が重要になっている。

同社によると、「Sonosite MT Ver1.2」に搭載した「VFA」は、日本超音波医学会が公表した「超音波によるバスキュラーアクセスの標準的評価法 2024」に基づいて性能を検証しており、標準的評価法を踏まえた血流量の定量評価が可能としている。