OPERe、「ポケさぽ」のアナムネ・問診が富士フイルムメディカルの「Yahgee」とデータ連携
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病院向け業務支援システム開発のOPERe(オペリ、東京・港区)は6月30日、患者説明支援システム「ポケさぽ」のアナムネ(病歴)・問診機能が、富士フイルムメディカル(東京・港区)の診療文書管理・診療業務支援ソリューション「Yahgee(ヤギー)」とのデータ連携を開始したと発表した。「Yahgee」の導入病院をはじめとする複数の医療機関から寄せられていた、「ポケさぽ」で取得した患者情報を「Yahgee」で活用したいという要望に対応した。
「ポケさぽ」のアナムネ・問診は、患者がスマートフォンのLINEアプリや院内タブレットから問診に回答できるシステム。LINEを使わない患者も院内タブレットで入力でき、紙の問診票との併用にも対応する。回答データは管理画面で一元管理可能で、QRコードやPDF、スキャニングなど複数の方法で電子カルテや部門システムに連携できる。
「Yahgee」は、電子カルテと連携し、退院サマリーや手術記録などの診療文書をデータベース化して、作成・共有・分析を効率化する診療文書管理・診療業務支援ソリューション。国内300以上の医療施設に導入されている。
連携では、患者が入力した問診情報を院内の「Yahgee」に取り込めるようにする。まず、患者が自身のLINEアプリや院内タブレットから「ポケさぽ」のアナムネ・問診に回答。次に、入退院支援センターなどの担当者が管理画面で内容を確認し、「Yahgee」取り込み用の大型QRコード付きPDFを印刷する。

その後、スキャナーで読み取り、スキャンソフトがXML形式に変換して、院内の「Yahgee」サーバーへ自動送信する。読み取りにはエプソンのスキャナーとスキャンソフト「DCPSE1(ディーシーピーエスイーワン)」を使用する。「Yahgee」では、取り込んだ問診データをもとに、入院診療計画書などの医療文書作成に活用できる。
オペリによると、入退院支援の現場では、患者から事前に収集した問診情報を電子カルテや部門システムに手入力・転記する作業が負担になっている一方、多くの病院の電子カルテや文書管理システムは、セキュリティー確保のため外部ネットワークから切り離された閉域網環境で運用されており、クラウドサービスから直接データ連携することが難しい課題があった。
今回の取り組みでは、患者が入力した問診情報を外部接続できない閉域網環境の院内サーバーに取り込むことで、ネットワークを直接接続することなく、セキュリティーを確保したままデータ連携できるようにした。
同社は、連携によって問診情報の再入力や転記作業を減らすことで、入退院支援や診療文書作成の業務効率化を後押しするとしている。