ソラミチシステム、電子薬歴に「AI採点パック」追加 薬剤師の服薬指導を可視化

「AI採点パック」は、AIが薬剤師の服薬指導を点数化し可視化する

調剤薬局向けシステム開発のソラミチシステム(東京・新宿区)は5月11日、クラウド電子薬歴「CARADA 電子薬歴 Solamichi」のオプション機能「AI採点パック」の提供を始めたと発表した。AI(人工知能)薬歴作成支援機能「AI音声入力」を活用し、服薬指導の音声や自動生成したSOAP(主観、客観、評価、計画)形式の薬歴を分析・スコア化する。

「AI採点パック」は、服薬指導の内容を「コミュニケーション」と「コンプライアンス」の2軸で採点する。コミュニケーションは「患者理解・傾聴姿勢」「情報提供・メリット提示」など5項目、コンプライアンスは「服薬状況」「残薬」の確認など5項目で評価する。評価結果は個人別レポートで出力し、改善ポイントに応じて研修動画や学習コンテンツも提案する。薬局内で服薬指導のばらつきを抑え、薬剤師一人ひとりのスキル向上につなげる。

同機能は、薬歴作成補助サービスのcorte(コルテ、東京・台東区)、日本調剤、京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻予防医療学分野の岡田浩教授と共同開発した。日本調剤の現場知見や薬剤師教育のノウハウ、大学の臨床研究知見を反映し、ソラミチシステムとcorteは共同で特許も取得した。

「CARADA 電子薬歴 Solamichi」は、患者の症状や処方内容、指導履歴などを記録できるクラウド型電子薬歴システム。飲み合わせチェックや服薬指導ナビゲーション、服薬フォロー、トレーシングレポート作成支援などの機能を備える。服薬指導中の会話を生成AIでテキスト化し薬歴に自動反映する「AI音声入力」も搭載しており、薬歴作成時間の短縮と服薬指導の質向上を支援する。