Dr.JOY、NECのヘルスケアクラウド基盤と連携 閉域網の電子カルテから直接利用可能に
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医療ソフトウエア開発のDr.JOY(ドクター・ジョイ、東京・港区)は4月28日、NECのヘルスケアクラウド基盤「MegaOak Cloud Gateway(メガオーククラウドゲートウェイ)」を導入済みの医療機関で、電子カルテ端末から医療業務効率化ツール「Dr.JOY」にアクセス可能になったと発表した。閉域網環境でも追加のハードウエア設置なしで利用開始できる。
「Cloud Gateway」は、NECが2021年に開始したクラウドセキュア接続サービス。電子カルテベンダーを問わず、病院情報システムとクラウド上のサービスを安全に接続する基盤として導入が進んでいるという。厚生労働省、総務省、経済産業省の「3省2ガイドライン」に対応しており、通信経路の暗号化や不正アクセスの検知などの機能で、医療情報を扱う環境に必要なセキュリティー水準を確保した。

今回の連携では、「Cloud Gateway」のウェブ連携機能を活用し、病院内の閉域網にある電子カルテ端末のブラウザーから「Dr.JOY」に直接アクセスできるようにした。ネットワークレイヤーでセキュアに通信を制御するため、通常のウェブサービスと同様のレスポンスや操作感で利用できる。電子カルテで患者情報を確認しながら、同じ端末で「Dr.JOY」の勤怠管理機能などをシームレスに使えるという。
「Cloud Gateway」を導入済みの病院は、接続先の追加やネットワーク設定の変更だけで利用できる。新たなサーバーやVPN(仮想私設網)装置の追加購入は不要。NECの電子カルテだけでなく、NEC以外の電子カルテにも対応する。
多くの医療機関では、情報セキュリティーの観点から、電子カルテを含む病院情報システムのネットワークをインターネットから切り離した病院内だけの閉域網で運用している。そのため、クラウド型の業務支援サービスを使うには、電子カルテ端末とは別の端末を用意したり、仮想ブラウザーを経由したりする必要があった。ドクター・ジョイでは、今回のウェブ連携機能は病院のクラウドサービス利用の新たな接続手段になるとしている。