【ITEM2026】フィリップス・ジャパン、超音波診断装置2機種と新型CTを訴求
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フィリップスが展示した超音波診断装置の新モデル
フィリップス・ジャパン(東京・港区)は、横浜市で開かれた国際医用画像総合展(ITEM2026)で、最新の超音波診断装置や超音波画像診断装置、新型CT(コンピューター断層撮影装置)を披露した。
超音波診断装置は新製品の「EPIQ Elite/Affiniti Elevate(エピックエリート/アフィニティエレベート)」を出展した。
自動画像調節ツール「AutoScan Assistant(オートスキャン・アシスタント)」を拡充。腹部、血管、表在臓器、小児科、産婦人科領域、造影エコーなどの検査を100以上プリセットしており、高精細な画像処理と直感的なワークフローを実現した。ピクセル単位の最適化アルゴリズムや、深さ方向の自動輝度調整機能で、手動調整の手間を減らし、患者一人ひとりに最適化した画像をリアルタイムに描出する。

また、循環器向け超音波診断装置「EPIQ/Affiniti CVx Transcend(エピック/アフィニティシーブイエックストランセンド)」シリーズのAI(人工知能)技術による検査の自動化機能も搭載しており、検査の効率化や複雑な解析の客観的評価を支援する。

超音波画像診断装置は、ポイントオブケア領域に特化した「Flash 5100 POC」を展示した。21.5インチの縦型ディスプレーと、手袋越しでも操作しやすいタッチパネル、分かりやすいボタン配置を採用したコントロールパネルが特長。AI(で心臓の機能を自動解析するソフトウエア「AutoStrain EF(オートストレインEF)」や穿刺手技(針を刺す処置)で、針の視認性を高め、正確な位置をリアルタイムで強調表示する技術「Needle Visualization(ニードル・ビジュアライゼーション)」機能などを備える。

新型CTでは、AI搭載のマルチエナジースペクトラルCT「Verida(ヴェリーダ)」を紹介した。撮影、検出、画像再構成といった一連のCT画像取得の工程にAIを活用し、システムノイズを低減し、高精細で安定した画質を実現した。
従来のCT検査と同一のワークフローで、1回の撮影で高精細な通常画像と豊富なスペクトラル情報を同時に取得できる。最大で毎秒145枚の高速画像再構成が可能で、検査終了後30秒以内に検査全体の画像を自動的に表示する。

3月1日付で就任した安部美佐子社長は「今、病院が抱えている経営課題に対してソリューションを提供することをやっていきたい。そのために、ペーシェントジャーニーと呼ばれる予防から入院、在宅治療までの製品をそろえる。それによって、あらゆる病院の経営課題に応えられると思っている」と語った。