【ITEM2026】GEヘルスケア、初のフォトンカウンティングCT発表 国内で販売開始

ITEM2026で同社初のフォトンカウンティングCTを発表

GEヘルスケア・ジャパン(東京・日野市)は横浜市で開催された国際医用画像総合展(ITEM2026)で、同社初のフォトンカウンティング(光子計測)技術を搭載した新型CT(コンピューター断層撮影装置)を発表した。X線光子(フォトン)を1つずつ直接計測することで高精細画像を撮影する。

フォトンカウンティングCT「Photonova Spectra(フォトンノバ・スペクトラ)」
フォトンカウンティングCT「Photonova Spectra(フォトンノバ・スペクトラ)」

発表した「Photonova Spectra(フォトンノバ・スペクトラ)」は、従来のエネルギー積算型検出器とは異なるフォトンカウンティング検出器を搭載したCT。独自のディープシリコン検出器技術を導入する。マンモグラフィ領域で発展していたシリコン半導体検出技術をCTへ応用した。

広いカバレッジを持ち、超高空間分解能画像と超高精細なスペクトラル画像を同時に取得し、1回の撮影で両方の画像を自動で再構成できる。画像処理に米エヌビディアと共同開発した演算処理回路を搭載しており、高速で画像を再構成する。価格は8センチタイプが7億円程度、4センチタイプが5億円程度。大学病院などに販売する。

松岡慎一・GEヘルスケア・ジャパン社長兼CEO
松岡慎一・GEヘルスケア・ジャパン社長兼CEO

松岡慎一・社長兼CEOは新型CTについて「循環器疾患や心疾患、がんの患者に貢献できると思っている。(フォトンカウンティングCTは)医療への投資に対する集大成の1つ。われわれはいろいろな技術革新をやっている。今後も順次、新しい製品の提供を加速していく」と話した。