そらいいな、長崎県・福江島で処方薬のドローン配送開始

処方薬のドローン配送のイメージ

ドローン物流サービス事業のそらいいな(東京・港区)は2月3日、長崎県五島市福江島でオンライン診療の処方薬ドローン配送サービスを開始したと発表した。患者から配送料を徴収し、医師の処方に基づいて調剤された処方薬を配送する。

ドローン配送は、福江島の玉之浦地区の特別養護老人ホーム「たまんなゆうゆう」(長崎・五島市)向けに始めた。

具体的には、まず医師が往診やオンラインにて診察を実施し、処方箋を発行。その後、処方箋を薬局にFAX送信する。薬局の薬剤師は処方箋を受け取った後、調剤と患者へのオンライン服薬指導を実施し、そらいいなスタッフが調剤済みの処方薬を受け取り、発着拠点からドローンで配送。施設スタッフが、たまんなゆうゆう周辺の受取場所で処方薬を受け取る仕組み。

配送経路
配送経路

ドローンは長距離飛行可能な米ドローン機体開発のジップライン(カリフォルニア州)の固定翼ドローンを利用する。機体は陸路では60分掛かる距離を25分で飛行可能。事前に飛行許可を取得した指定経路に沿って飛行し、施設周辺に設けた受取場所に処方薬を配送する。

処方薬は、そらいいなが施設や薬局から連絡を受けたのち、最短約60分で受け取れる。同社では、従来は往復約2時間かかっていた移動時間を約20分に短縮可能で、へき地で医療・介護施設の負荷を減らしながら医療アクセスの確保に役立つとしている。

今後は、五島市福江島内の高齢者施設に加え、福江島内の各地域と五島市二次離島の住民などに対する処方薬配送を検討し、地域の医療アクセス向上に向けた持続的な運用モデル確立に取り組む方針。