テック情報、サイバー攻撃時でも電子カルテ閲覧可能な緊急用システム

医療機関向けにITサービスを提供するテック情報(徳島・板野町)は9月11日、緊急用電子カルテ閲覧システム「Riscovery(リスカバリー)」の販売を開始すると発表した。

「Riscovery」は、サイバー攻撃や不正ソフトウエア混入などで、医療情報システムが使用できない状況でも電子カルテの患者情報の一部を参照ができる。クラウドに接続しなくてもバックアップが可能。PC、サーバーに対応し、病院の状況や規模にあわせて運用パターンを選択できる。医療情報システムの安全管理に関するガイドライン(第5.2版、令和4年3月、厚生労働省)をベースに設計した。

システムは、さいたま赤十字病院(さいたま市)が9月から試験導入を開始。そのほかにも、いくつかの医療機関が採用を予定している。