わかば薬局相模原緑店、AI搭載調剤ロボット導入しリニューアル 神奈川県内初
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わかば薬局相模原緑店(神奈川・相模原市)。外装もリニューアルを予定する
調剤薬局運営のわかばホールディングス(HD、横浜市)は4月15日、運営する保険薬局「わかば薬局相模原緑店」(神奈川・相模原市)に、AI(人工知能)搭載の医薬品自動入庫払い出し装置「RIEDL Phasys(リードル・ファシス)」を導入し、5月7日にリニューアルオープンすると発表した。神奈川県内では初導入という。

「RIEDL Phasys」は、AI技術を活用し、医薬品の入庫、保管、在庫管理、払い出しを自動化する調剤ロボット。自動調剤ロボットを手掛けるメディカルユアーズロボティクス(大阪市)が開発した。わかばHDでは、医薬品の入庫や在庫管理、ピッキング作業を自動化することで、事務スタッフの定型業務の負担軽減や、薬剤師が服薬指導や薬歴記載などの対人業務に集中できる体制づくりにつなげる。
同社では、調剤ロボットの導入で、処方箋受付から調剤開始までのタイムラグの短縮を図る。処方箋1枚当たりの待ち時間を従来の8分17秒から5分26秒に短縮し、1時間当たり最大約650箱の出庫、最速約5秒の払い出しを見込む。調剤室も拡張し、患者からロボットの稼働状況が見える設計にする。
施設面では、20席以上の待合室への拡張や、プライバシーに配慮した個室ブースの新設、自動会計・セルフレジの導入も進める。OTC医薬品や日用品、薬局選定の食品を扱う物販棚も充実させ、処方箋がなくても立ち寄りやすい薬局を目指す。
また、LINE公式アカウントから処方箋を事前送信できるカケハシの患者フォローシステム「Pocket Musubi(ポケットムスビ)」も導入する。スマートフォンで処方箋画像を送ると、薬剤師が事前に調剤準備を始め、完了通知をLINEで受け取れる。複数の医療機関や家族分の処方箋送信、服薬リマインド、薬剤師からの服薬フォローもできる。
わかばHDでは、2026年度調剤報酬改定で対人業務の比重が高まる中、対物業務の自動化とデジタル活用で、薬剤師が患者と向き合う時間を生み出すモデルケースにする考え。調剤ロボット導入後は、待ち時間や業務効率、患者対応の充実度などを継続的に確認し、効果を検証するとしている。