MedTech Group、音声・要約AIをクリニック向けに提供開始 院長の医療文書作成を支援

医療AI(人工知能)開発のMedTech Group(メドテックグループ、東京・港区)は8月14日、医療AIプラットホーム「AI Hippo(エーアイ・ヒポ)医療Loop(ループ)」で、音声入力と自動要約機能「音声×要約機能」をクリニック向けに提供開始したと発表した。診療中や診療直後の音声から診療記録などを自動作成し、院長の記録業務などの負担を軽減する。

「音声×要約機能」は、診療中の発言や対応内容を音声で入力し、AIが医療文脈に沿って要約・整理する。音声入力による診療記録の作成や申し送り・報告内容の生成、地域連携書類や紹介状の下書き作成、複数の業務情報の統合などができる。一部機能は開発予定。

一般的に、クリニックでは診療後にカルテ入力や記録の整理などをまとめて行うことが多い。「音声×要約機能」では診療中の発言や対応を、そのまま記録として活用できる。そのため、診療後の記録時間の削減や業務負担の軽減、経営業務に充てる時間の確保などにつながるという。

同社は、クリニックの院長が診療だけでなく、経営判断やスタッフ管理、地域連携、紹介対応、書類作成など複数の業務を担っていることが、診療時間外の業務増加につながっていると指摘。音声AIを活用して業務を同時並行で処理できる仕組みにすることで、診療や経営業務の効率化を支援する。

「AI Hippo 医療Loop」は、医療現場向けのAIプラットホーム。音声・要約機能のほか、判断支援の「医療Loop」、院内向けAIチャット「チャットHippo」、ナレッジを統合する「ドライブLoop」、インシデント情報を活用する「インシデントLoop」の5つの機能群で構成する。今後は、クリニック向け機能を強化するほか、在宅医療や訪問診療との連携、医療データ基盤との統合を進める。