富士通Japan、中規模病院向け医事会計と診療所向け電子カルテで国の「共通算定モジュール」対応開始
掲載日:
富士通Japan(川崎市)は6月30日、中規模病院向け医事会計システム「HOPE SX-T」と、診療所向け電子カルテ「HOPE LifeMark-TX」で、国が進める診療報酬の点数や患者負担金を計算するための全国統一プログラム「共通算定モジュール」への対応を開始すると発表した。
中規模病院向け医事会計システム「HOPE SX-T(ホープ・エスエックスティー)」と診療所向け電子カルテシステム「HOPE LifeMark-TX(ホープ・ライフマーク・ティーエックス)」で、6月末から機能提供を始める。2モデルに標準機能として搭載し、追加料金なしで利用できる。

「共通算定モジュール」は、国が主導する医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の柱の1つとして開発が進められているシステム。医療機関が患者に提供した医療サービスに対する診療報酬の算定を、国のルールに沿って標準化したロジックで実行する。富士通Japanは共通算定モジュールの開発段階からベンダーとして実証・検証に参画してきた。
医療機関は「共通算定モジュール」を使用して診療報酬を算定することで、個別のシステム改修が不要となり、診療報酬改定時の作業負荷の大幅な軽減が図れる。また、PMH(公費医療の履歴)を活用した患者負担金の計算も可能となり、国公費や地方単独公費の制度改定対応も不要になる。
将来的には診療報酬明細書の自動チェック機能も実装する予定で、毎月行われている不備による差し戻し処理が不要となり、医療機関の事務作業が、より一層効率化するとしている。
同社は今後、大規模病院向け医事会計システムでも「共通算定モジュール」を2027年度中に提供する。また、診療所向けクラウド型電子カルテ「HOPE LifeMark-TX Simple type(ホープ・ライフマークティーエックス・シンプルタイプ)」を、標準型電子カルテの機能要件の「共通算定モジュール」のインターフェースとのシステム間連携に向けた認証取得も進める。