ヘンリー、中小病院向け電子カルテ「Henry」で、厚労省の認証を受付初日に申請へ

クラウド型電子カルテを手掛けるヘンリー(東京・新宿区)は10月20日、中小病院向け電子カルテ「Henry(ヘンリー)」で、厚生労働省の中小病院向け電子カルテの標準仕様(基本要件)の認証制度に申請すると発表した。申請受付初日の11月1日に手続きを行い、早期の認証取得を目指す。

厚労省の「医科診療所及び中小病院向け電子カルテの標準仕様に係る認証制度」に申請する。認証制度は、電子カルテが国の標準仕様を満たしているかを製品ごとに評価・認証する制度。要綱は10月16日に公表された。厚労省では制度を通じて、医療情報の標準化やサイバーセキュリティーの強化、システム更新・移行の円滑化を図る。

「Henry」は、電子カルテ、オーダー、レセプトコンピューター(レセコン)を一体化した病院向け基幹システム。クラウド上での動作を前提に設計・開発した「クラウドネイティブ」と呼ばれるシステムで、2023年に提供を開始した。同社では導入病院の全てに同じバージョンを提供し、病院ごとの個別改修は行わず、機能追加は一斉に配信する。データは国内で保管する。

同社によると、2026年10月時点では30以上の施設で稼働しており、約8割が地方の病院という。直近1年間のシステム稼働率は99.943%だった。同社では稼働実績を含む申請要件を満たす見通しとしており、稼働中の製品で認証取得を目指す。