ユキデンタルクリニック、MetaMoJiの歯科医院向けデジタルノート導入 サブカルテをデジタル化

ソフトウエア開発のMetaMoJi(メタモジ、東京・港区)は6月2日、歯科医院のユキデンタルクリニック(滋賀・長浜市)が、同社の歯科医院向けデジタルノート「MetaMoJi Dental eNote(メタモジ・デンタル・イーノート)」を導入し、サブカルテをデジタル化したと発表した。デジタルサブカルテを予約システムと連携し、ワンクリックで呼び出せるようにして、カルテの出し入れや探索の手間を削減した。同院では業務効率化で生まれた時間を患者対応に充てる。

「MetaMoJi Dental eNote」は、iPadなどのタブレットやウィンドウズのPCで利用する歯科医院向けデジタルノートアプリ。治療計画や患者情報を記入する診療ノートをデジタル化し、紙運用で生じやすい取り扱いの煩雑さや紛失・破損リスク、同時利用のしにくさの解消を支援する。これまでに500医院以上で採用されている。

サブカルテは、法律上の診療録には記載しない患者情報や治療・指導内容、日々のやり取りなどを記録する診療補助記録。写真や動画など紙では扱いにくい情報も含めて記録・管理できる。

ユキデンタルクリニックは、開業時に紙カルテを採用したが、紙運用を続けた場合の保管スペース確保や、カルテを探す手間と時間の問題が顕在化することを見据えて、デジタル化を決め、カスタマイズ性の高さや導入実績の多さを評価し、メタモジの歯科医院向けデジタルノートを採用した。

導入後は、紙のサブカルテや印刷写真、メモ類をクラウド上で一元管理できるようになり、保管スペースが不要になった。また、レセコン販売などの日本ビスカ(東京・新宿区)の歯科専用予約システム「V-apo(ブイアポ)」と機能連携したことで、カルテ番号を確認して棚から探す作業が不要となり、院内での探索時間削減につながった。

同院では、診療後に次回予約時の確認事項を入力するフォームもカスタマイズし、画面上でスタンプのように貼り付けて使えるようにした。また、あらかじめ項目を設定し、受付担当が後から内容を確認し直す手間も減らした。

髙橋幸寛院長は「操作性に加えて、導入支援が充実していたことで、デジタルに不慣れなスタッフにもデジタル環境がすぐに定着した。効率化によって生まれた時間は、患者との丁寧なコミュニケーションに充てる。それが患者との信頼関係を深め、選ばれる歯科医院につながる」と話している。