PFU、顔認証付きカードリーダー新機種「Caora 2」10月提供開始 マイナ保険証・スマホに対応

医療機関・薬局向け顔認証付きカードリーダー「Caora 2」

リコー子会社でスキャナー製造などを手掛けるPFU(石川・かほく市)は6月16日、医療機関・薬局向け顔認証付きカードリーダー「Caora(カオラ)」の後継機種「Caora 2」を、2026年10月に提供を開始すると発表した。

大きく、分かりやすい操作画面と操作箇所を光で知らせる機能を搭載
大きく、分かりやすい操作画面と操作箇所を光で知らせる機能を搭載

「Caora 2」は、現行モデルよりも見やすく、設置しやすくした機種。ディスプレーを5インチから7インチに大型化し、文字やボタンを大きく表示できるようにした。画面にはアニメーションを表示し、操作部を光で案内することで、初めて使う患者でも操作方法や読み取り場所が分かりやすい設計にした。

マイナンバーカードの出し入れやスマートフォンの読み取りをしやすくした
マイナンバーカードの出し入れやスマートフォンの読み取りをしやすくした

マイナンバーカードは置くだけで読み取り可能で、カードの取り出しもしやすくした。マイナンバーカードに加え、スマートフォンに搭載したマイナンバーカードの読み取りにも1台で対応する。スマートフォン読み取り部は最下部に広く配置し、機種を問わずかざしやすくした。

音声案内や画面読み上げ機能も備えており、目の不自由な人の操作を補助する。暗証番号などの個人情報を左右から見えにくくするのぞき見防止機能も標準搭載した。設置面積は現行機に比べて約37%削減。幅130㎜×奥行き185㎜で、A5サイズ用紙より小さいコンパクト設計を採用し、背面のくぼみにケーブル端子が収まる構造で、壁に沿わせて設置もしやすくした。

「Caora」と「Caora 2」は最大4台の混在接続が可能
「Caora」と「Caora 2」は最大4台の混在接続が可能

「Caora」と「Caora 2」は、1台の資格確認端末に最大4台まで混在して接続できる。複数台接続を行う場合の追加ライセンスは不要。「Caora」を使う医療機関や薬局でも、機種の違いを意識せずに導入・交換できるという。「Caora」は富士通Japanが販売と保守サポートを行っているが、「Caora 2」はリコージャパンが販売と保守サポートを担当する。

PFUによると、現行の「Caora」は病院、医科診療所、歯科診療所、薬局で5万5000台を超える納品実績がある。同社では、オンライン資格確認等システムの定着や、スマートフォンによるマイナ保険証利用の拡大を背景に後継製品を投入する。