コニカミノルタ、被ばく線量管理システムで2025年版日本診断参考レベル対応の新バージョン
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コニカミノルタジャパンは11月25日、被ばく線量管理システム「FINO.XManage（フィノエクスマネージ）」で、日本の診断参考レベル(2025年版）などに対応した新バージョンの提供を開始すると発表した。
「FINO.XManage」は、放射線業務の総合的マネジメントを支援する被ばく線量管理システム。データの一元管理や医療被ばくの線量最適化、線量管理業務の効率化などをサポートする。
新バージョンは、医療被ばく研究情報ネットワークが定める診断参考レベルの最新版「Japan DRLs 2025」に対応しており、放射線診療機器単位の被ばく線量と「Japan DRLs 2025」と比較できる。
また、必要な情報を直感的に把握できるダッシュボード機能を搭載し、検査プロトコルごとの線量傾向や次に取るべきアクションを可視化できる。
日本医学放射線学会が提供するフォーマットのレポートイメージ
さらに日本医学放射線学会が提供するフォーマットに準拠したレポートをワンクリックで自動生成し、事務作業の負担軽減と監査対応の効率化を実現するとしている。
2020年の医療法施行規則改正で、放射線診療機器を備える全医療施設で線量管理と記録の義務化が進んだ。2025年には診断参考レベルの改定があり、医療施設は、より適正な線量使用が求められている。コニカミノルタジャパンは、これらの制度改定に対応し、医療被ばく線量の最適化とトータルマネジメントを支援するソリューションとして、新バージョンを開発した。
