プリペアード、ランサムウェアなどを遮断する国産不正侵入防御システムの提供開始
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オフィスソリューション提供のプリペアード(東京・中央区)は6月20日、ランサムウェアや標的型攻撃といったサイバー攻撃をネットワークの入り口で検知・遮断する国産セキュリティーアプライアンス「NetStable(ネットステイブル)MD-1000S」の提供を開始したと発表した。医療機関を主な対象とした情報資産を守るために開発されたソリューションになる。
「NetStable」は、セキュリティーベンダーのMCセキュリティ(島根・松江市)が開発した不正侵入防御システム。「侵入防止」「情報漏えい防止」「安全な運用設計」の機能を備える。「侵入防止機能」は、外部から院内などのネットワークへの不正なアクセスや、ランサムウェアなどのマルウェアの侵入を試みる通信をリアルタイムで検知し、自動的にブロックする。
「情報漏えい防止」は、内部のPCがウイルスに感染した場合に、不審な通信を検知と遮断を行い外部への情報送信を防止する。機密情報や顧客情報の流出という最悪の事態を阻止する。「安全な運用設計」では、既存のネットワーク構成の変更不要で導入が可能で、IT専門担当者がいない環境でも運用できるようにした。また、万が一の際に通信を止めないバイパス機能を搭載しており、業務への影響を最小限に抑える。