FRONTEO、塩野義製薬と共同開発の会話型認知機能検査用AIの治験届をPMDAに提出
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FRONTEO(フロンテオ)は3月4日、塩野義製薬と共同開発する、会話型の認知機能検査用AI(人工知能)プログラム医療機器「SDS-881」の治験届を、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提出したと発表した。

「SDS-881」は、フロンテオが開発した特化型AI「KIBIT(キビット)」を使って、患者と医療従事者の10分以上の自由会話を分析することで、認知機能低下の可能性の有無などを短時間で高精度に判定する。塩野義製薬と2024年2月14日に締結した、認知症関連AIプログラム事業と、うつ病関連AIプログラム事業の戦略的業務提携の取り組みで開発した。
2社は、医師の最適な診断や判断の支援と、医療従事者と患者の負担軽減、認知症の早期発見と早期治療の促進などに役立つとしている。2月には厚生労働省のプログラム医療機器調査会で優先審査対象品目の指定を受けており、今後、臨床試験を経て、2026年度の承認取得を目指している。