日立ハイテク、韓国ジェンキュリックスと、がん分子診断事業で協業

日立ハイテク(東京・港区)は8月28日、韓国のGencurix(ジェンキュリックス)と、がん分子診断事業で協業を開始したと発表した。

2社は今回の協業を通じて、日立ハイテクの体外診断分野の研究開発やデジタル技術と、Gencurixが持つ、がん領域でのバイオマーカー探索と分子診断サービス技術を組み合わせた、がん分子診断向け検査サービスを開発する。

GencurixはデジタルPCRベースの製品や検査サービスを提供する、がん分子診断企業。乳がん検査キット「GenesWell BCT」などを手掛ける。日立ハイテクは、医用分析装置、バイオ関連製品、放射線治療システムなどの製造・販売に加え、産業分野のソリューション提供を行っている。

今後、日立ハイテクとGencurixは、がん領域の個別化医療推進に向け、デジタル技術を活用した信頼性が高いがん診断向け検査サービスソリューションを共同で開発。まずは日本で検査サービス事業を共同で立ち上げ、次いでグローバルでの協業に進める予定。