オープン、RPA「BizRobo!」新版提供 AIが判断してロボットに業務指示

オープン(東京・港区)は10月16日、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ツール「BizRobo!(ビズロボ)」の新バージョン「2026.3」の提供を開始したと発表した。AI(人工知能)エージェントがソフトウエアロボットを直接呼び出し、業務を実行させる機能を追加した。AIが処理内容を判断し、RPAがシステムへの入力やデータ処理などを行う。

「BizRobo!」は、PC上の定型作業をソフトウエアロボットで自動化するツール。新版では、AIエージェントと外部システムを接続する標準規格「MCP(モデル・コンテキスト・プロトコル)」に対応した。AIが利用者の指示や取得した情報を基に処理内容を判断し、必要なロボットを呼び出して業務システムを操作させる。

ロボットの統合運用管理ツール「Management Console(MC、マネジメント・コンソール)」が、AIエージェントとロボットの連携を仲介する。従来は個別に構築していたAIとRPAの連携に、標準的な接続方法を使えるようにした。

MCPを介したAIエージェントと「BizRobo!」の連携画面
MCPを介したAIエージェントと「BizRobo!」の連携画面

AIがロボットの処理内容を読み取り、説明文を自動生成する機能も追加した。概要、入力、主な手順、出力、例外処理の5項目を整理し、既存ロボットの仕様確認や管理、担当者間の情報共有に活用できる。

AIがロボットの処理内容を読み取り、説明文を自動生成する画面
AIがロボットの処理内容を読み取り、説明文を自動生成する画面

開発・運用面では、MCとバージョン管理システム「Git(ギット)」の直接連携に対応した。従来必要だった同期用の仕組みが不要で連携でき、システム構成の簡素化と運用負担の軽減を図った。変更内容は手動に加え、5分間隔で自動取得でき、本番環境への反映漏れを防止する。

さらに、対象バージョンの既存データベースを直接更新する方式を採用し、バージョンアップ時の移行手順を簡略化した。メール送信機能では「OAuth(オーオース)」の認証に対応し、マイクロソフトの「マイクロソフト365」やグーグルの「Gメール」などとの連携も強化した。

新版は「BizRobo! Basic」「BizRobo! Lite」「BizRobo! Lite+」で提供する。「BizRobo! mini」は10月17日の提供を予定する。