ユニケソフトウェアリサーチ、服薬指導・算定漏れ防止支援AI 薬局向けに27年提供へ

EMシステムズのグループ会社で薬局向けシステムを手掛けるユニケソフトウェアリサーチ(東京・港区)は10月1日、電子薬歴・レセプトコンピューター一体型システム「P-CUBE n(ピー・キューブ・エヌ)」の新機能「P-POS AIアシスト」の開発を開始したと発表した。服薬指導や書類作成、調剤報酬の算定漏れ防止などをAI(人工知能)が補助する。2027年の正式提供を予定する。

「P-POS AIアシスト」は、AIが処方内容や疾患、患者背景を解析し、要約した服薬指導案を提示。薬剤師が選択操作をすると薬歴に転記する。ハイリスク薬の重点確認事項や医薬品の安全性情報、検査値に基づく用量妥当性などを照合する機能も搭載する。

書類作成では、服薬指導でのやり取りや要約データ、患者情報を連携し、服薬情報提供書や居宅療養管理指導報告書、薬学管理計画書などの作成をサポートする。

経営支援では、調剤報酬の算定要件に応じて必要な対応を案内する機能を搭載。薬歴のチェックと併せて、算定漏れの防止につなげる。

また、音声機能で、AIが薬剤師と患者の会話の開始と終了を自動で検知する機能を盛り込む。録音開始・停止のボタン操作を省くことで、薬剤師が患者との対話に集中できるようにする。

同社はこれまで、音声の文字起こしやSOAP(主観、客観、評価、計画)形式の記録をAIが生成するサービス「AI薬歴オプション」を数百の薬局に導入してきた。一方で、薬局から調剤監査や書類作成、経営管理などの支援も求める声が寄せられたことを受け、入力作業以外にもAIの活用範囲を広げることにした。