ウィーメックス、服薬指導の確認事項を提案する生成AI機能を正式提供
掲載日:
「生成AI服薬指導提案機能」の画面イメージ
ウィーメックス(東京・渋谷区)は10月7日、薬剤師の服薬指導を支援するAI(人工知能)機能「生成AI服薬指導提案機能」の正式提供を10月下旬から開始すると発表した。受付時の処方内容や過去の薬歴などを基に、患者ごとに確認・説明する内容を生成AIが提案する。同社の薬局業務支援システム「生成AI薬歴入力支援サービス」の追加オプションとして提供する。
生成AIは受付時と前回の処方内容、過去の薬歴などを参照し、患者に確認する項目の候補を提示する。具体的には、過去の薬歴に記録された症状や副作用、患者の状態なども踏まえ、前回までの服薬指導から継続して確認する内容を提案する。
提案内容は「患者確認」「副作用」「受診目安」「使用方法」「相互作用」「生活・注意・保管」など、確認する目的ごとに分類する。「新規追加」「前回からの変更」といった処方内容の変化も踏まえ、服薬指導時に確認するポイントを把握しやすくした。
「副作用に注意」といった一般的な情報だけでなく、低血糖や注射部位、めまい、筋症状など、患者に具体的に確認できる内容も表示する。薬剤師が複数の提案から患者に必要な情報を選び、服薬指導に活用できるようにした。
ウィーメックスは2025年9月から一部の提携薬局で機能をモニター提供。実際の薬局での運用による検証結果や薬剤師の評価を踏まえ、提案内容の具体性や、確認・説明時の参考となる内容の分かりやすさなどを改善し、正式提供することにした。
同社では、生成AIが薬剤師の専門性を代替するのではなく、薬剤師が提案内容を確認して必要な情報を選択することで、患者と向き合う時間の確保や、患者ごとの状態に応じた服薬指導につながる仕組みとして提供する。