エクイタスメディカル、茨木こうもと内科クリニックで「CLINICS」とAI活用の運営支援開始

クリニック経営支援のエクイタスメディカル(東京・中央区)は9月7日、茨木こうもと内科クリニック(大阪・茨木市)で、メドレー(東京・港区)のクラウド診療支援システム「CLINICS(クリニクス)」とAI(人工知能)を活用したDXクリニック運営支援を9月1日から開始したと発表した。

茨木こうもと内科クリニックの前身の診療所では、長年地域医療を担ってきた医師が脳梗塞を経験し、これまでと同じ形で診療所を運営し続けることが難しい状況となった。

一方で、医師が長年診察してきた患者がおり、地域には今後も継続した診療を必要とする人がいるため、デジタル技術を活用し「医師がすべてを背負うクリニック」から「医師が診療に集中できるクリニック」に転換する新たな運営体制を構築することにした。

現在は、一般社団法人のシームリンクメディカル(東京・江東区)が医療機関を運営し、エクイタスメディカルが経営・運営・DX(デジタルトランスフォーメーション)を支援している。取り組みを通じて、脳梗塞を経験した医師が、経営や院内業務の負担を抱えることなく、可能な範囲で患者と向き合い続けられる環境をつくり、地域に根付いてきた診療を途切れさせないことを目指す。

エクイタスメディカルは今回、クリニックのDX基盤にクラウド診療支援システム「CLINICS」を導入する。電子カルテやレセプトコンピューターを中心に、予約、問診、決済などの業務をデジタル化し、これまで院内の人や紙、個別の端末に依存していた業務を再設計する。

また、「CLINICS」のAIアシスト機能を使って、医師やスタッフの文書作成業務の効率化を図る。このほか、AIを院内マニュアルや業務フローの作成・改善、スタッフ向け教育資料、患者向け案内、経営分析などにも活用する。診断そのものをAIに置き換えるのではなく、診療以外の業務を効率化・標準化し、医師が診療に集中できる体制を目指す。

さらに、ウェブからの予約や事前問診などを活用し、患者の待ち時間や受付時の負担削減につなげる。

今後は、茨木こうもと内科クリニックで得られる運営ノウハウを標準化し、支援する全国のクリニックへの展開も計画する。