Care Bridge、診療音声から記録を自動作成するAI初公開 既存電子カルテで利用可能
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国際モダンホスピタルショウ2026で初公開した「Puzzle AI agent」
医療DX(デジタルトランスフォーメーション)事業を手掛けるCare Bridge(長野市)は7月30日、診療中の音声から電子カルテの記録を自動作成するAI(人工知能)エージェント「Puzzle AI agent(パズル エーアイ エージェント)」を、「国際モダンホスピタルショウ2026」で初公開したと発表した。電子カルテへの入力や転記にかかる医師の負担を軽減し、患者の診療に充てる時間の確保を支援する。
「Puzzle AI agent」は、診療中の会話をリアルタイムで文字に起こし、電子カルテの入力形式に合わせて内容を整理したうえで、入力欄へ転送する。医師は、AIが作成した記録を確認・修正することで診療記録を完成できる。
電子カルテのベンダーやシステムの種類を問わず、画面上に表示されたデータを活用する仕組みを採用。既存の電子カルテ環境を大きく変更することなく導入できる。
同社は、病院基幹システム「HAMIS(ハミス)」にAI機能を組み込んだ「AI-HAMIS(エーアイハミス)」も展示した。HAMISは、電子カルテに加え、調剤、栄養、検査、リハビリテーションなどの部門システムをパッケージで提供し、院内の情報を一つのデータベースに集約するシステム。AI-HAMISでは、音声認識や要約機能に加え、診療や看護、病床管理などのデータを活用し、カルテの要約・作成、看護記録や引き継ぎ文書の作成、病院業務の効率化などを支援する。
展示会の3日間のブース来場者数は650人を超え、前年度の355人から約1.8倍に増加した。デモを見た来場者が感じていた課題は、「業務効率・人手不足」が48.4%で最も多く、「コスト・経営」が23.8%で続いた。製品に関心を持ったポイントは、「業務負担の軽減」が36.6%、「AIの精度・機能の豊富さ」が32.7%だった。
同社は2026年8月から2027年4月まで、島田総合病院(千葉・銚子市)で「AI-HAMIS」のPoC(概念実証)を実施する。業務時間の削減効果や費用対効果などを検証し、成果を次回の国際モダンホスピタルショウで発表する計画だ。