アライドテレシス、ビットブレインと医療向け閉域網で協業 安全性の高いネットワーク提供

ネットワーク機器のアライドテレシス(東京・品川区)は6月26日、セキュリティー・ネットワーク関連技術を手掛けるビットブレイン(福井・福井市)と、医療機関向けの安全なネットワーク環境構築で協業を開始したと発表した。両社は、遠隔読影や電子カルテ連携など、医療データ活用を支える通信基盤を提供する。

第一弾で、医療機関に向けて高スループットで安全なWAN環境の構築サービスを提供する。アライドテレシスのSD-WAN(ソフトウェア定義型広域ネットワーク)ルーター「AT-ARX200S-GT」と「AT-ARX200S-GTX」が、ビットブレインの医療専用閉域ネットワーク「WCI(Wires Connect Intelligence)」に対応した。

両社が提供する医療機関向けのWAN環境サービス
両社が提供する医療機関向けのWAN環境サービス

サービスは複数の医療機関やIT企業同士を、インターネットを介さず安全に結ぶ専用ネットワークで、専門医による遠隔読影や、医療機関間で大容量の患者データを遅延なくスムーズに共有できる。個人情報を含む機密性が高い医療データを守りながら、ネットワーク上で安全に医療特化型のLLM(大規模言語モデル)などの活用も行える。

両社は、医療分野で遠隔読影や医療機関間のデータ連携、電子カルテ連携などの利用が広がり、ネットワークには高速性や安定性に加え、セキュリティー対策が求められており、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進には、個人情報を含む医療データを安全にやり取りできる通信環境が欠かせないとみている。そこで、それぞれの強みを生かし、これらのニーズに応えるネットワーク環境の提供で協業した。

今後、両社は協業を通じて、遠隔読影をはじめとする医療データの円滑な流通・連携を支えるネットワークソリューションを、全国の医療機関向けに展開する。医療DXを現場で安全に運用する基盤として、閉域ネットワークとSD-WANの組み合わせを提案していく。