Trouvez、医療機関向け生成AI・情報セキュリティー勉強会サービス開始

AI(人工知能)活用支援サービスなどのTrouvez(トゥルーヴ、東京・港区)は6月9日、病院やクリニック向けの情報リテラシー教育サービス「生成AI・情報リテラシー&セキュリティー勉強会」の提供を開始したと発表した。生成AIやクラウドサービスの活用が医療現場で広がる中、患者情報の取り扱いや情報漏えい、SNS利用に伴うリスクなどを学ぶ機会を提供する。

勉強会では、生成AI、個人情報保護、SNS利用、情報漏えい対策、サイバーセキュリティーなどを扱う。医療現場で起こりやすい事例を基に、生成AIを禁止するのではなく、安全に便利に活用するための情報リテラシー向上を支援する。

テーマは「大きな事故を起こさないために 今知っておきたい生成AIの基本」「医療従事者のための個人情報入門」「医療現場のヒヤリハットから学ぶ情報管理」「写真・LINE・口コミ時代の情報リスクを考える」「AI時代に求められる病院のセキュリティー基礎」を用意。課題や目的に応じて自由に選択・構成が可能で、単回開催にも対応する。

講師は、Trouvezの川辺喜悦・エグゼクティブマネージャーが務める。川辺エグゼクティブマネージャーは、JRCA登録ISMS審査員で、情報セキュリティー監査やISMS運用支援を中心に、企業・医療機関向けのリスクマネジメント支援を手掛ける。

対象は病院、クリニック、介護施設などの医療関連機関。開催形式はオンライン、または現地開催で、時間は各回60分。料金は税込5万5000円からで、参加人数や施設規模、内容に応じて個別に見積もる。交通費などは別途必要になる。

同社によると、医療現場では文書作成や情報整理、業務効率化などで生成AIを活用する動きが広がる一方で、患者情報を扱う医療機関では、情報漏えいが発生した場合、患者や病院の信頼に大きな影響を及ぼすリスクがあるという。

また、サイバー攻撃による診療停止やランサムウエア(身代金要求型ウイルス)攻撃の被害も社会問題となっており、小規模病院やクリニックでは、専門の情報システム担当者を配置することが難しく、職員教育まで十分に手が回らない課題があると指摘する。

そこで、同社では、IT担当者だけではなく、医師や看護師、事務職員などの現場職員を対象に、AIや情報セキュリティーで大きな事故を起こさないための考え方を学ぶサービスを企画した。