AIメディカルサービス、胃内視鏡AI「gastroAI model-G3」承認取得 2026年夏に販売開始
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胃内視鏡動画から早期胃がんや腺腫が疑われる領域を検出する「gastroAI model-G3」
医療スタートアップのAIメディカルサービス(東京・豊島区)は5月15日、胃内視鏡動画から早期胃がんや腺腫が疑われる領域を検出する内視鏡画像診断支援ソフトウエア「gastroAI model-G3(ガストロエーアイモデルジースリー)」が、5月13日付で製造販売承認を取得したと発表した。これを受け、同社は2026年夏ごろから順次販売を始める。
「gastroAI model-G3」は、医師が病変検出を目的に取得する胃内視鏡動画を解析し、病変が疑われる領域を映像上に重ねて表示する。検出時には最大3カ所に病変疑いマークを表示し、医師の読影を支援する。ソフトは解析結果だけを示し、質的診断や治療方針の決定は行わない。
ソフトウエアは、学習データのバリエーション拡充やAIモデルの最適化、複数フレーム連動による判定プロセスの最適化に加え、解析に適さない画像を検知して解析を一時停止する自動認識機能を搭載した。後ろ向き性能評価試験では、早期胃がんと腺腫を対象に、感度(早期胃がんや腺腫を見つける割合)は94.6%、特異度(病変がない場合に陰性と判定できる割合)は94.3%を記録した。
日本では胃がんの新規患者数は年間約10万人で、大腸がん、肺がんに次ぐ3位となっている。早期に見つかれば十分に治療可能な一方、早期の胃がんは判別が難しく、見逃しが一定程度あるとされる。同社は胃内視鏡AIで胃がんの早期発見を支援する。
同社は、内視鏡検査中に動画を解析できる胃内視鏡AIで、検査の開始から終了までAIが並走する環境を整える。内視鏡検査を実施している全国約1.8万の医療機関をターゲットに展開を進める。