GEヘルスケア、POC向け超音波診断装置でAI機能搭載の新バージョン販売開始

(左から)「Venue」「Venue Go」「Venue Fit」

GEヘルスケア・ジャパン(東京・日野市)は4月22日、ベッドサイドで行うポイントオブケア(POC)向けの超音波診断装置「Venue(べニュー)」「Venue Go(ベニューゴー)」「Venue Fit(べニューフィット)」で、AI(人工知能)機能を搭載した新バージョンの販売を開始したと発表した。

「Venue」は、救命救急、集中治療、手術室、整形外科、透析領域などでのPOC超音波検査を想定し開発された装置。新モデルでは、AI技術を活用した新機能「Nerveblox(ナーブブロックス)」「Auto Bladder Volume(オート・ブラッダー・ボリューム)」「AFI(オートメーテッド・ファンクション・イメージング)」を搭載した。

Nervebloxによる神経ブロックのサポート (中央)Anatomical Labeling:画像上に解剖学的ラベルを略語形式で表示 (右上)Quality Meter:表示画像の品質をリアルタイムで評価して色分け表示
「Nerveblox」による神経ブロックのサポート (中央)。画像上に解剖学的ラベルを略語形式で表示 (右上)し、表示画像の品質をリアルタイムで評価して色分け表示する

「Nerveblox」は、区域麻酔で使用される標準的な12種類の神経ブロック部位に対して、神経と、筋肉・血管・骨・筋膜などの周囲組織をリアルタイムに認識し、ハイライト表示する機能。麻酔科、救急科、集中治療科、整形外科などの診療科で、神経ブロック時の解剖学的構造の認識や視認性が向上し、よりスムーズな判断や手技の支援に役立つという。

Auto Bladder Volumeにより2断面から半自動的に膀胱容積を計算
「Auto Bladder Volume」は、2断面から半自動的に膀胱容積を計算する

「Auto Bladder Volume」は、ぼうこうの容積を半自動で計測するツール。救急外来や集中治療室、手術後、病棟などでの活用を想定しており、侵襲的な処置を行うことなくスピーディーに効率的なぼうこう容積評価ができる。

「AFI」は、2Dスペックルトラッキング技術で、心筋壁の動きを自動的に追跡しながら可視化し、定量的に解析する機能。これまでは循環器向けの高性能超音波装置に搭載されていた。

GEヘルスケアでは、AI技術を活用したアプリケーションが、医療従事者の負荷を緩和し、検査効率の向上につながるとしている。