シーメンスヘルスケア、AI画像処理搭載のX線透視・撮影装置「ARTIS pheno.vision」発売
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AI画像処理搭載のX線透視・撮影装置「ARTIS pheno.vision(アーティス・フィノ・ビジョン)」
シーメンスヘルスケア(東京・品川区)は4月8日、AI(人工知能)を活用した画像処理技術「OPTIQ AI(オプティーク・エーアイ)」搭載のX線透視・撮影装置「ARTIS pheno.vision(アーティス・フィノ・ビジョン)」を発売すると発表した。
「ARTIS pheno.vision」は、頭部の脳血管治療や、腹部の肝がん治療での塞栓術をはじめとするインターベンショナルラジオロジー(IVR)と手術を同一空間で行う「ハイブリッド手術室」向けに開発したX線透視・撮影装置「ARTIS pheno(アルティス フェノ)」に、AI画像処理技術を搭載した機器。脳血管治療や心臓カテーテル治療などの血管内治療を支援する。被ばくの低減や操作性を向上することで、患者と医療従事者の身体的負荷の軽減につなげる。

機器に搭載する「OPTIQ AI」は、画像生成プロセスでノイズを大幅に抑制し、高精細で高コントラストな画像出力が可能。CNR(コントラストノイズ比)をベースとした画像処理で、システム条件や患者の体格差、Cアームの角度などに影響を受けない、安定した画像を表示する。
また、AIを活用したアルゴリズムによって、幅広い2D透視・撮影モード、さまざまな部位で、信号強度を維持したまま量子ノイズと電子ノイズのリアルタイム低減を可能にした。装置由来のノイズを抑制することで、微細な血管やカテーテル、ガイドワイヤーなどの治療機器を明瞭に描出し、良好な視認性を確保した。
さらに、AI画像処理技術によって診断参考レベルを大きく下回る線量での検査・治療が可能となるため、患者と医療従事者の被ばくも低減できるという。加えて、高いコントラスト分解能によって、造影剤の投与量の低減も図れるため、患者の身体的負担の軽減にもつながるとしている。

装置とシームレスに連携するテーブルサイド用のタブレット型操作コンソール「ARTIS Touch UI(アルティス・タッチ・ユーアイ)」も用意する。操作性と視認性に優れたユーザーインターフェースを採用し、複数の専用アプリケーションを搭載。ライブ画像やシステム情報のリアルタイム表示に加え、血管距離計測や定量解析、3D画像操作もタブレット操作で行える。