大阪けいさつ病院、自律搬送ロボットのデモ走行を実施 院内物流効率化へ

大阪けいさつ病院に配置された自律搬送ロボット「AI-MHOS(アイモス)」

医療機関向けロボット開発のアーストレックロボティクス(大阪市)は4月3日、大阪けいさつ病院(同)で、自律搬送ロボット「AI-MHOS(アイモス)」のデモ走行を3月16日~18日に実施したと発表した。

デモ走行は、将来的な「職員の業務負担軽減」や「院内物流の効率化」を見据え、その前段階として、病院特有の複雑な環境下で、「AI-MHOS」の自律走行アルゴリズムの適応性と安全性を評価した。

デモ走行の様子
デモ走行の様子

具体的には、外来待合など人の通行量が多いエリアや、静粛性が求められる病棟、大型機器やベッド搬送が頻繁に行われる手術室付近の通路で、センサーによる障害物検知や回避挙動の精度を確認した。また、医療従事者の日常的な業務動線で、最適な走行ルートや待機場所の設定が可能かを評価した。

その結果、実際の現場環境で稼働させたことで、タスクシフトや業務効率化に向けた、次段階の本格的な実証試験の運用課題を抽出できたという。また、患者や医療スタッフの動線を妨げることなく、安全に走行できることを確認した。

今回のデモ走行は、大阪商工会議所の実証実験支援事業の一環として、今後予定する本格的な実証実験に先立ち行った。同社は今後、病院スタッフの業務負担軽減やタスクシフトに向けた「AI-MHOS」の活用を進める。