TOPPAN、医療説明動画サービスに運用支援を追加 大規模病院向けに提供開始
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医療説明業務支援サービス「DICTOR(ディクター)」
TOPPANは3月26日、医療説明業務支援サービス「DICTOR(ディクター)」に、大規模病院のDX(デジタルトランスフォーメーション)運用最適化ノウハウをパッケージ化した運用サポートサービスを追加し、4月から提供を開始すると発表した。大学病院や総合病院の診療科ごとに異なる運用体制に合わせた説明業務の効率化を支援する。
「DICTOR」は、医師などのデジタルクローンを生成し、患者や家族に対して医療行為などの説明を行う動画をテキストデータから自動生成し、再生するサービス。今回追加した運用サポートサービスでは、動画作成支援や視聴環境の最適化支援、視聴データ活用と運用改善支援といったサービスを提供する。札幌医科大学(札幌市)との包括連携協定に基づく実証実験で得た知見を基に開発した。
動画作成支援は180種以上の標準テンプレートを用意し、動画制作から定期的な更新までをサポートする。テンプレートを基にした自院専用テキストの流し込みや、各診療科特有の補足情報の追加を行い、医師やスタッフが制作の負担をかけることなく、動画作成を行える。
視聴環境の最適化支援では、自院で対応が必要だったネットワーク環境の整備をサポートする。病棟、外来、処置室など、大病院のさまざまな視聴環境でネットワーク環境の有無を確認し、タブレット端末やQRコード発行など、最適な視聴手段を提案する。また、診療科ごとの現場実務に合ったオペレーション手順も設計し診療科専用の手順書を作成する。
視聴データ活用と運用改善支援では、患者ごとの視聴完了実績や、どの動画がよく見られているかといった視聴データを分析し、説明業務の削減時間や患者満足度への寄与を定量的にレポート化する。分析を踏まえた、現場のフィードバックを取り入れた説明定型文のブラッシュアップや、院内や診療科ごとのルール策定の継続的なサポートも行う。
基本価格は1名の声・顔のデジタルクローンを作成し、説明に利用する場合で年間120万円から。今後はサービスを全国の医療機関に展開し、各診療科の説明フローの標準化につなげるとしている。