たろうクリニック、AI医療情報処理基盤導入 受付や書類作成など自動化

医療記録・業務支援プラットホーム開発のTukusi(ツクシ、京都市)は3月17日、在宅医療や訪問診療などのたろうクリニック(福岡市)が、AI(人工知能)活用の医療情報処理統合プラットホーム「Tukusi AI(ツクシエーアイ)」を、導入したと発表した。在宅医療で書類作成事務や、音声や書類からの記録下書きなどの業務をAIで効率化する。

問い合わせ内容の通知がLINE WORKSに届く
問い合わせ内容の通知がLINE WORKSに届く

「受付・事務」や「診療時の事務作業」などでAIを活用する。「受付・事務」は、AIが新規受付時の情報整理や外部からの問い合わせの通知・記録、FAX自動仕分け通知、スキャン書類の自動整理を行う。日々発生する膨大な連絡や書類をAIが即座に整理・伝達することで、事務スタッフが判断や対応に集中できる環境を整える。

FAXは書類の種類ごとに仕分けられ、情報を抽出して通知される
FAXは書類の種類ごとに仕分けられ、情報を抽出して通知される

診療時の事務作業では、AIが記録業務や情報確認業務をサポートする。診療前の患者情報の整理・通知や診療記録の転記・整形による下書き作成支援、栄養指導記録の入力を補助することで医療職の事務負担を軽減し、診療や判断に専念できるようにする。

システムは、居宅介護支援事業所向け診療情報提供書の作成・送付効率化や訪問看護指示書の作成・送付効率化にも対応、毎月発生する大量の定型書類作成・送信プロセスをAIで自動化することで業務時間を短縮する。

同院では今後、「Tukusi AI」を電話音声記録の自動整理や栄養指導報告書の自動作成、研究用データの収集・整理での活用拡大も見込む。