トビラシステムズ、クラウドビジネス電話で病院特化の通話文字起こし機能を提供

トビラシステムズ(名古屋市)はこのほど、クラウド型ビジネスフォンサービス「トビラフォン Cloud(クラウド)」で、有料オプションの通話文字起こし機能「音声テキスト化」を標準搭載機能に変更し、同時に医療機関に特化した文字起こしを行う医療向け音声認識エンジンの提供を開始したと発表した。

医療向け音声認識エンジンは、医療機関の受付業務の通話に特化した機能。ビジネス会話と比較して明瞭でない高齢者との会話や、病気の症状など聞き逃したくない会話を、高精度に音声認識しテキスト化する。

医療向け音声認識エンジンの音声テキスト化の例
医療向け音声認識エンジンの音声テキスト化の例

また、録音音声から内容を聞き取れない場合には、テキスト化された内容を合わせて読むことで、症状や要望などのピンポイントな会話を把握する補助を行う。音声認識エンジンはトビラシステムズが独自に開発しているため、継続的なアップデートが可能。

「トビラフォン Cloud」は、クラウドPBX(構内交換機)を使ったビジネスフォンサービス。スマートフォンに専用アプリをインストールすることで、外線や内線、転送、グループ着信・IVR(自動音声応答)などの機能が利用できる。