SynXとイメージワン、医療機関のセキュリティー対策で協業 脆弱性診断から改善まで支援
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サイバーセキュリティーサービスなどを手掛けるSynX(シンクス、東京・千代田区)は11月5日、医療機関向けセキュリティーサービスの提供強化で、イメージワンと協業を開始したと発表した。イメージワンの顧客網を通じて脆弱(ぜいじゃく)性診断や侵入テストを提供し、診療停止や患者情報の漏えいにつながるリスクの低減を支援する。
シンクスは、今回の協業で、ウェブアプリケーション診断、プラットホーム診断、ペネトレーションテスト(侵入テスト)を医療機関に提供する。
ウェブアプリケーション診断は、ウェブ予約システムやクラウド型電子カルテなどの脆弱性を調査する。プラットホーム診断では、院内のサーバーやネットワーク機器、OS(基本ソフト)やミドルウエアの脆弱性、設定の不備を確認する。侵入テストでは、攻撃者の視点で実際に侵入を試み、侵入の可否やシステムへの影響範囲を評価する。
イメージワンは、医療画像管理システム(PACS)や放射線情報システム(RIS)、電子カルテ関連サービスを提供する。医療機関のシステム導入・運用を支援してきた同社の顧客基盤と、シンクスのセキュリティー技術を組み合わせる。
サービスは、イメージワンが相談窓口となり、シンクスが診断と技術サポートを行う。セキュリティー対策の状況を評価するアセスメントやコンサルティング、医療情報システムのセキュリティー強化支援も展開。診断に加え、リスク分析、対策の提案、改善支援まで行う。
シンクスとイメージワンによると、医療機関では電子カルテやネットワークに接続する医療機器の活用が進む一方、ランサムウエア攻撃や不正アクセスへの対応が課題となっている。
厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」への対応や、サイバー攻撃を想定したBCP(事業継続計画)の整備でも、専門人材やノウハウの不足から十分な対策が難しいという。
両社は協業を通じて、こうした課題の解決につなげる。今後は、共同セミナーの開催や医療機関へのセキュリティー啓発活動、サービスの共同提案を進める。