HES、VPN装置不要のセキュリティーサービス「HES ZERO」 病院などのアクセス管理を支援
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ITサービスのHES(エイチイーエス、東京・品川区)は11月4日、医療・福祉関連事業者などを対象に、利用者・端末の認証とアクセス制御のクラウドサービス「HES ZERO(エイチイーエス・ゼロ)」の提供を開始したと発表した。VPN(仮想私設網)装置を使わず、許可したアプリケーションへの接続を認める仕組みで、不正アクセスのリスクを低減する。価格は、初期導入費用が50万円から、ライセンス費用が1ライセンス当たり月額1600円から。
「HES ZERO」は、利用者や端末を無条件に信頼せず、アクセス時に確認する「ゼロトラスト」の考え方に基づくサービス。シングルアイディー(東京・中央区)のID・端末認証サービス「SingleID」と、イスラエルのチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズのネットワーク・セキュリティー機能統合サービス「Check Point SASE(チェックポイント・サシー)」を組み合わせた。

認証では、多要素認証(MFA)や、1回の認証で複数のサービスを利用するシングルサインオン(SSO)に対応する。利用者の本人確認に加えて端末を識別し、管理対象の端末に利用を限定することで、なりすましや未登録端末からの不正利用を防ぐ。
接続先はアプリケーション単位で制御し、利用者が業務に必要なシステムだけにアクセスできるようにする。接続権限を必要な範囲に絞り、不正アクセスによる被害拡大のリスクを抑える。医療機関では、院内の業務システムやクラウドサービスへのアクセス管理に活用できる。
エイチイーエスでは、現状のセキュリティー評価から設計、導入作業、運用方針の策定、運用サポートまでを一体的に提供する。セキュアなネットワーク環境を構築・運用する負担を減らし、専門人材が不足する組織の対策を支援する。
サプライチェーンを構成する企業のセキュリティー対策状況を評価・可視化する経済産業省の「SCS評価制度」への対応も支援する。利用者認証、端末管理、アクセス管理などの対策整備と継続的な運用改善をサポートする。